10月21日(月)19時にL’école de在宅を開催いたしました。
今回のテーマは、「医療依存度の高い認知症患者様の終末期までの在宅生活支援について」で、西山脳神経外科病院介護支援ステーションからの事例提供でした。
めまい、幻聴、認知機能低下で来られた方に対してどう判断・対応するかグループで自己紹介と話し合いをまずしていただきました。
その後、経過と精査の結果『クロイツフェルト ヤコブ病』と診断され、病気の進行が急激、急速に日常生活ができなくなり、治療法がなく、予後はそう長くないと説明された時、本人・家族が、住み慣れた自宅でと希望された時、退院に向けてどのように支援するか2回目のグループワークをしていだきました。
クロイツフェルトヤコブ病がどういう疾患か難しく話が進まなくなったグループもありましたが、在宅に向けての援助を具体的に話し合ってくれていました。
その後、西山脳神経外科病院の西山直志院長より「クロイツフェルト ヤコブ病 症例報告」というタイトルで事例について詳しくスライド・動画でミニ講義をしてくださいました。
疾患の説明を聞いて本人の意向を尊重した人生の最終段階における意思決定とその支援について3回目のグループワークをしていただきました。
意見として「家族の意向を再度確認し、できることは叶えるよう援助」「いわゆる人生会議、何度も話し合いを」という意見がでました。
最後にACP(人生会議)についてみのりクリニックの蔵谷弘子先生からご講義をいただきました。
今回、事例提供いただいた西山脳神経外科病院介護支援ステーションの篠原様お疲れさまでした。
お忙しいなか、ご講義くださいました西山先生ありがとうございました。
今回は72名のご参加でした。
次回の『L’école de在宅』開催は、12月16日(月)です。1年の終わりに懇親会もかねて予定しています。是非ご参加ください。